日商簿記とは?
簿記には3種類の資格があります。
簿記検定は面倒なことに3種類の機関が試験を実施しています。
受験する側にはとても迷惑ですね。一つにまとめてほしいものです。
◇ 日商簿記
[日本商工会議所]
◇ 全商簿記
[全国商業高等学校協会]
◇ 全経簿記
[全国経理学校協会]
社会人から簿記の資格取得を目指す場合には日商簿気をイメージして取得する方が
よいと思います。
全商簿記は商業高校を経験していれば受験しているかもしれません。
全経簿記は専門学校などの経理学校に通った方なら受験していると思います。
受験者の環境によって取得する資格が変わります。
もちろん3種類の試験ではそれぞれ出題されるレベルもってきます。
最も難関とされているのが日商簿記1級です。
ここを目指すのは個人の学習レベルではありませんので簿記を専門的に教えてくれる
教育機関を利用しないと難しいと思われます。
逆に全商簿記は3つの中では1番レベルが低いです。
高校生が受けるものなので比較的易しいのです。
全経簿記も同様ですが、全商簿記よりは若干レベルが高いのではないでしょうか。
日商簿記とは3種類の簿記検定の中ではレベルの高い資格となります。
しかし、日商簿記はレベルが高い分もっとも知名度、評価が高い簿記検定です。
社会人が受験するには? とりあえず受けるなら? と聞かれれば
日商簿記を受験してくださいと答えるでしょう。
レベル的には日商簿記1級は別格なのですが他はそれほど差はありません。
そこで社会人で簿記の資格を活かしたいと考えるなら日商簿記2級の取得が望ましいです。
3級と2級では評価が全然違います。 実務的にみれば考えれば3級レベルでも十分ですが
履歴書に書いたときに日商簿記2級と書かれている方が効果的です。
社会人のたしなみ程度なら日商簿記3級でもよいと思います。
以下は日商簿記各級の基準になります。
⇒ 日商簿記3級: 大学入学資格検定(大検)で「簿記会計」の科目が免除されます。
⇒ 日商簿記2級: 大学等の推薦入学に有利です。
⇒ 日商簿記1級: 税理士の受験資格が与えられます。
(全経簿記上級合格者にも税理士受験資格になります。)
※税理士ではなく受験資格ですからね^^;
まずはいきなり日商簿記2級日は難しいので日商簿記3級を目指しましょう。